小川町亀蛇舞・玉名市四十九池神社例大祭(2011.10.15)

今日は、お祭り三昧。

15時からは、宇城市小川町の亀蛇。
19時からは、玉名市四十九池神社例大祭。

忙しい一日になりそうだ。

早めに小川町に着いたが、駐車場がなく、役場に駐車することにした。
すると、亀蛇を発見!

しかし、これは今日お目当ての亀蛇ではない。
この辺には、いくつか「亀蛇」が存在するようだ。

一番有名なのは、もちろん八代市の妙見祭の亀蛇。
ここ小川町の他には、氷川町の宮原町にもいるそうだ。
宮原町の亀蛇は、10月13日に奉納される。
今年は平日だったので、見に行くことが出来なかった。

小川阿蘇神社へ向かう途中、水源を発見。

出水地蔵水源。
1858年、地蔵菩薩が夢枕に現れて、発見された。
この地の特産である寒ざらしや白玉粉は、この清水で晒し製造したのが始まりとのこと。

観音山の近くで、古い寺院を発見。

立派な石の仁王様。

たくさんの地蔵様。

しかし、寺自体は寂れていて、建物もぼろぼろ。
誰も住んでいないのだろうか・・・

剣聖新免武蔵塚。
宮本武蔵の高弟が、この地に道場を開いたため、時折、武蔵も訪れたそうだ。

円立寺。

さきほどの寂れた寺の下にある。

豪商柏原太郎左衛門の墓。
台湾で起きた高砂事件で有名な貿易商だ。

小川阿蘇神社。

小川町の亀蛇舞や獅子舞は、この神社のお祭りである。

奉納は、11時からあったとのこと。
亀蛇や獅子舞は、いま町内を回っているそうだ。

妙音寺。

風の館・塩屋。
15時から河川敷で亀蛇舞などがあるそうなので、ここで時間つぶし。

中に入ると、いろんな資料が展示してあった。

事前に予約すれば、ここで地産地消の田舎料理を食べることが出来るそうだ。

宇土張子があった。
以前、紙粘土で作ったことがあるが、やはり本物はすごい。

風の館を見た後、小川町郷土資料館で勉強。
資料館の裏にある駐車場を使って良いと言われたので、車を取りに行くことにした。

その前に、亀蛇舞があるという河川敷を事前チェック。
まだ、誰も来ていないようだ。

小川町には、古くて大きな建物がたくさん残っている。
ゆっくり見たら、見どころは多いのかもしれない。

洋館もある。
まだ、何にも使われていない様子。
もったいない。

車を取りに役場へ戻ったが、お腹が空いたので、近くのパン屋で休憩。
食べ終わって店を出たら、何と、そこに亀蛇が!!
これは、お目当ての小川町の亀蛇だ。

亀蛇の首は、伸びたり引っ込んだりする。
ちょっと気持ち悪い。

15時まで、町内各地を回るようだ。
長崎くんちの庭先回りのようなものだろう。

間近で見られて、良かった。

車を郷土資料館の駐車場に停めて、白玉屋新三郎へ。
途中、獅子舞と遭遇。

白玉屋新三郎。
今回で、2回目。

栗ぜんざい。
とても美味。

わらび餅。
上品な甘さで、とても満足。

やっと、河川敷でお祭りが始まる15時になった。
人もだんだん集まってきた。

亀蛇も到着!

亀蛇は足を付けられて、自立。
こうして見ると、可愛いもんだ。

獅子舞が入場。

奴舞の行列。
大名行列の奴の仕草を子供たちが再現したもの。

小川町の奴舞と獅子舞は、1794年の文献に出てくるそうだ。

獅子舞がスタート。

太鼓やドラ、服装に中国情緒があふれている。
長崎くんちの龍踊りに似た感じ。

実際に、小川町の獅子舞は、長崎くんちの獅子舞の影響を受けているという。

最後は、子供が獅子の背中に乗って終了。

いよいよ、亀蛇舞がスタート。

勢いよく観客にぶつかる亀蛇。

観客に襲いかかる亀蛇。

すごい勢いで、駆け抜けていく。

泣き叫ぶ子供たち。

首を伸ばしたり、引っ込めたりしながら、亀蛇は走り回る。

川へ向かって、坂を下る。

勢いをつける亀蛇。

崖を上る亀蛇。

亀蛇は、一気に崖を上りきった。

今度は、こっちの崖を上るようだ。
反っている分、難易度は、かなり高い。

勢いよく、川に入る亀蛇。

果たして、上ることは出来るのか。

必死に上がろうとする亀蛇。

首が上に届いた。

みんなで亀蛇を引き上げる。

無事に上りきった。

そして、再び観客を襲う。

また、川へ降りる亀蛇。

川の中で、ぐるぐる回る亀蛇。

結局、崖のぼりは3回。
さすがに、みんな疲れているようだ。

その後、亀蛇は去っていき、お祭りは終わった。

とても見応えがある祭りだった。
もっと県民に広く知られるべきだと思う。

例年、10月15日にやっていたが、来年からは日曜日に実施するとのこと。
それが良いと思う。

去年から見たいと思っていたので、かなり満足。
良いものを見せてもらった。

急いで、高速道路を使い、玉名市へ移動。

お祭りは、19時から。
ベスト電器で時間を潰した後、歩いて四十九池神社へ向かう。

四十九池神社への道は、暗くて狭い。
駐車場があったので、車で行けば良かった・・・

約40分前に到着。
まだ、人は少ない・・・

まず、お参りをして、次に花火鑑賞とある。

花火の目録が掲示してあった。
面白そうな名前の花火ばかり。
これは、かなり期待できるのではないか。

露店も出ていたが、数は少なかった。

境内にもたくさんの仕掛け花火がある。

気付いたら、周囲には多くの見物客であふれていた。
場所の確保で、大変な状況になっている。

ビニールに包まれた仕掛け花火。
こういう花火は、今まで見たことがない。
楽しみだ。

お祭りについて説明するアナウンスが流れ、祭りがスタート。

まずは、神事。
奉納の演奏が、約30分続いた。

19時30分、いよいよ花火がスタート。
点火するや否や、すごい火柱があがった。

続いて、「ねずみ火」が凄い速さで参道を走り抜ける。

四十九池神社という文字が浮かび上がる。
煙がもの凄い。

息つく間もなく、次々にいろんな花火が上がる。

轟音とともに、流星花火が次々に打ち上がる。
一発、一発の音が凄いので、そのたびに驚いてしまう。
流星花火は、300m上空まで駆け昇るそうだ。

ナイアガラ花火に点火。

大迫力のナイアガラ花火。

目の前で爆発するので、物凄い迫力。

もはや何がどうなっているのか分からない。

ナイアガラが終わると、目の前で打ち上げ花火に点火。

次々に点火するので、どこを見て良いのか分からない。

勢いよく吹き出す花火。

放射線上に火の粉を振りまく花火。
最後は、爆発して終わり。

いくつもセットされており、場所によっては、火の粉が観客の所まで飛んでくる。
これが、なかなか怖い。

勢いよく吹き出す花火。

奉納花火の由来は、よく分かっていない。
細川家から花火使用を許可されて、江戸時代に始まったそうだ。

農作業の合間に、花火師からの指導を受けて、女人禁室で秘伝の作法により作ったそうだ。

女人禁室というところに、興味津々。

1時間の花火大会も、いよいよラストスパート。

拝殿の前にあった仕掛け花火「中入り」に点火。

色とりどりの炎があがり、上にある花火に着火。

一番上の花火は、勢いよく火の粉を撒き散らしながら回転。

まるで、クリスマスツリーのようだ。
高さは、10m。
すごく美しい。

最後は、打ち上げ花火の乱舞。
流星花火も連発。

350発の打ち上げ花火は、圧巻。
大玉花火もたくさん上がり、最後は観客から拍手が起きた。

その辺の花火大会にも負けない大迫力であった。
見たことがない花火と驚きの連発で、かなりの大満足。

この花火大会には、必ず、また来たい。
これは、四十九池神社でしか見られない。
歴史と伝統という裏付けがある、この花火大会は、とても素晴らしいと思う。
事故等を起こさず、このまま、ずっと続けてもらいたいものだ。

今日は、良いものばかり見せてもらった。
とても満足した一日であった。

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