児童虐待と心の病

 私(管理人)は単純にオーバーワークによってうつ病になりましたが、このサイトを通じて、子ども時代に虐待を受けた人々がそのトラウマゆえに、うつ病、その他の精神疾患に悩まされていることが多い事を知りました。
 虐待の経験者はPTSD、うつ病、不安障害、パニック障害、恐怖症、強迫性障害、解離性障害、人格障害、摂食障害、性的機能障害など様々な精神疾患に苦しむ事が多いのです。
 過去の苦しかった事実を認め、自分をAC(アダルトチルドレン)と認識し、回復方法を探る方もおられますが、多くの方は過去の辛い事を心の底に押し込め、忘れ、自分でも訳の分からない生き辛さに苦しんでいるものと思われます。

 私は現在、CAP(Child Assault Prevention)という人権という視点で、子どもたち自身に自分が権利を犯さざるべき存在である事,またその防護策を知ってもらうための活動を行っていますが、より多くの方に虐待の実態について理解していただきたく、このコンテンツを立ち上げました。
 本コンテンツの掲載については賛否両論様々なご意見があるかと思います。こういう事を知ることは虐待経験のない方にも辛いことですが、多くの方がその実態を知り、問題意識を持っていただく事が大切であると信じます。
 このコンテンツはむしろ、そういう問題をご存じでない方に読んでいただきたいと思います。
 ご意見は私宛にメールでお願い致します。

 以下をお読みになる場合、特に過去に虐待経験のある方はフラッシュバック(過去の体験が急によみがえり、心臓の鼓動が激しくなったり、呼吸が苦しくなったり、異常な感覚に襲われる事。)に十分ご注意ください。そのような場合はすぐに読むのを止めてください。
 お読みになった方がフラッシュバックに襲われても、当サイトは責任を持てません。



1.虐待のもたらすもの

 

2.虐待体験と後遺症
 
 下記は私にメールなどで相談された方々の許可を得て掲載する実体験談です。
 他にも投稿をお待ちしております。匿名でも構いません。

(1)はるるさんの場合
(2)テレジアさんの場合
(3)カタリナさんの場合
(4)猫屋敷さんの場合
(5)海さんの場合
(6)矢車草さんの場合
(7)ろこさんの場合
(8)麗乃火波さんの場合
(9)リンドウさんの場合
(10)ボルボックスさんの場合
(11)美由紀さんの場合


 下記は、ご本人の体験談ではありませんが、全国各紙に載った記事で、心の病をめぐる取材を続けておられる筆者のご好意により掲載させて頂きました。

平穏は訪れたのか
 悩み戦った果てに逝く
私なんか要らない1
見て、私はここにいる
 素顔さらせるネット上
私なんか要らない2
  私なんか要らない3
  私なんか要らない4
  私なんか要らない反響編


3.虐待の防止

 防止という視点で見た時、個々の事例で子ども達を保護する事はもちろん必要ですが、それだけでは何の解決にもなりません。
 何故虐待という事が起こってしまうのかを単に親が子どもを傷つけるというだけの捉え方では理解できない複雑な人間模様があり、そこにメスを入れなければなりません。
 子どもを保護する事と並行して加害する親の心を理解する事が大切です。
 何故なら、親自身が被虐待経験者である事が非常に多いからです。(虐待の世代連鎖)

 虐待、いじめ、DVなど、そして精神疾患は社会的病理であって相互に関係しており、個々の事例に対応するだけでは根本的解決にならない問題だと思います。
 社会システム全体が変わっていかなければならないのだと思います。(続く)